2011年2月22日火曜日

青空文庫:支倉事件

支倉事件
甲賀三郎

聖書を盗んで売りさばいた、という小さな事件から大事件に発展していく。大正に起きた実話を元にした、甲賀三郎の代表作。
犯人逮捕まで、取調べ、裁判の三部構成で、各々しっかりと記述してある。文体も読みやすく、ノンフィクションにある緊迫感が全体に認められ、サクサクと読める。
しかし途中に作者の注釈が幾つか入るが、これが緊迫感をそぐ。いらないかな。
推理小説、ノンフィクション、裁判小説と三つ美味しく、青空文庫なので、コンピュータやiPhoneならただ!
面白いから落としてみてね。




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