
一番簡単なのがカサネドリ、カサネドリPは少しいじることができる分、少しだけ難しくなっています。
今回は無料のカサネドリPを使い倒してみます。
有料版との大きな違いは、2枚以上は重ねられないことですが、私には2枚で十分。
写真を重ねる方法には色々ありますが、このアプリは「加算」という方法を使っています。
何を足すのかというと、RGB(赤、緑、青)の数字を足します。
モニターの色は先のRGB三色を256段階にわけて指定しています。ですので、色は256×256×256=16777216色あるわけです。
基本的に数が少なくなると暗くなり、黒はRGB(0,0,0)、白はRGB(256,256,256)となります。
カサネドリでは、この数字を足した色をあらわします。
その為、白は白のまま、黒はそれ以外の色に置換されるわけです。
例えば、
1)

2)

を重ねてみます。
2枚だけですから、重なりの上下は余り関係ありませんが、サイズは上の写真に合わせられます。トリミングもできますので、上手く調整してください。
普通に重ねると、白はそのまま、黒はそれ以外の色になりますから、

となります。
つまり、「黒い部分が透ける」わけです。
調整項目には、「明るさ」と「カラー効果」というのがあります。
「明るさ」というのは文字通り明暗をコントロールします。
「黒い部分が透ける」のですから、人型の明るさを50%にすると、

となり、バックが見えてきます。
また、明るさを最大の200%にしますと、黒が白に傾く(灰色)ので、黒に重なっていた部分が白っぽくなります。

バックのカラーバーの明るさを落とすと、

重なっていた部分が暗くなります。足が全て見えるのに注目して下さいね。
バックを明るくした場合は、人型を明るくした場合とほぼ同じになります。
次にカラー効果ですが、「暗さを優先して重ねる」となっております。論より証拠、やってみます。

白が塗り潰されて、暗い方が現れてきています。これは「減算」で、足し算ではなく、引き算です。「白い部分が透ける」わけです。
さて、最後に色合いの変化ですが、これはかなり複雑ですので、こんな感じというのを作ってみました。
通常(加算)

暗さを優先して重ねる(減算)

通常では、白、黄色、水色など明るい色合いが増え、赤や青、黒は減っています。かなり明るい画面ですね。
暗さを優先して重ねると、逆になっています。かなり暗い画面ですね。
カサネドリはどうしても明るい、やや潰れがちな色合いになってしまうのが残念です。有料版では、合成後の明るさが変更できるようなので、有料版を買うの手です。無料版もかなり使えますけど。

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